インシュロック 結束帯 配線バンド インシュロックタイ 結束タイ タイラップ 結束バンドの使い方と切り方 注意すること

ニッパー比較

目次 Contents

最近はもう身近になった結束バンド、インシュロック、タイラップ呼び名はいろいろありますが配線をまとめるには重宝なものです。

結束バンドの使い方や切り方 注意することをまとめてみました。

記憶では20年前までは、電気工事屋さんが使うもの、電材として使用していましたがホームセンターの普及が火種だと思うのですが、今では100円均一でも売られるようになり便利になりました。

使ってみて便利と思う人が多いと思います。

穴に差し込み方向さえ間違えなければ、キューとし縛るだけで複数の配線は整列されるのです。

余った部分をパチンと切れば、見た目が美しいと思うでしょう。

昔は黒色と白色だけでしたが、今ではカラー色も増えカラフルになりました。

ここでは、使い方、切り方をご案内し満足できるよう書かせていただきます。

少し寄り道ですが、配線を結ぶだけなのにいろんな名称がある理由とか一部ご紹介します。



用途は同じなのに呼び名が違うわけ

インシュロック:「ヘラマンタイトン社」ブランド名

タイラップ:「トーマスアンドベッツ社」ブランド名

もうお気づきだと思いますが、各会社のブランド名で使い方は変わらないのですが、名称が違うだけです。(こだわりの部分は各社あると思いますが、その部分は省いております)

結束バンド インシュロック 結束バンドとは

複数のケーブルを束ねて揃え、整える配線用材料。

通常タイプですと、一体成形のプラスチック製結束バンドです。

デメリットは、一度結束すると取り外しが出来ません。

日本では、約40年程前から使用され始め、樹脂の柔軟性を活かした締め付けやすさ、耐久性の良さから、従来の紐結束に代わり配線結束用資材として広く使用されるようになったといいいます。

結束バンドの部位名称と結束できる範囲

頭の部分(□)を「ヘッド部」、ギザギザの長い部分を「バンド部」、先端部ギザギザがない部分を「テール部」といいます。

結束できる範囲は、ギザギザのバンド部分なら結束できます。

結束バンドの長さ

一般的なものですと、100mm、150mm、200mm、250mmくらいが一般で使用されております。

本数も各種豊富ですが、150mmの100本入りが一番お得で何かと便利で使い道があると思います。

結束バンドの種類

室内用、屋外用、紫外線対策用と豊富に種類があります。

100円均一の場合は、室内用がメインと考えてください。(屋外で使用すると切れやすいです、劣化してしまうため)

屋外用は、ホームセンターに売っております。

室内用、屋外用の種類があると思えばよいと思います。



結束バンドの使い方

物と物を固定する(穴がある場合)、線を束ねる、仮イメージとして固定するなど様々な使い方ができるのが結束バンドです。

▼用意するもの

1、結束バンド(インシュロック):好みの長さと色、屋内用か屋外用のもの。

2、ニッパー:余った結束バンドの先端「テール部」と「バンド部」を切断。

3、結束させる物、配線。

以上で3点あれば、固定できます。

▼使い方

穴に通す場合は、先端「テール部」を通したら頭の部分「ヘッド部分」に通してください。

ガリガリと音が鳴れば方向は正解です、スルーという無音の音なら逆さまですので逆にすればガリガリ音がしますので正解です。

好みに応じて締め付け具合を調整して下さい、ケーブルの場合は思いっきり締め付けるのではなく固定されれば大丈夫です。(思いっきり締め付けるとケーブ内の銅線が細くなり加熱原因となります)

物と物の場合は、強く締めても大丈夫だと思いますが、破損するかもしれないので物の素材に合わせた締め付けがよいと思います。

注意!:一番注意しなければならないこととして保管する場合は、「子供の手の届かない場所にしまう」ことです。

子供があやまって指などに巻く、友達同士でふざけて指に巻くなど締め付けると、血液の流れが止まり重大な事故になるからです。
たかが結束バンド、インシュロックと思わないで下さい。
購入した場合も注意書きとして書かれていると思います。



結束バンドの切り方

ニッパーで切るのが一番よいと思います。

カッターでは、結束バンドと配線を同時に切る可能性があります。物でも同様に傷つけてしまう可能性があります。

ハサミでは、結束バンドの厚みで切れづらいでしょう、意外と厚みに気づくはずです、勢いあまりハサミの先端で傷つけてしまう可能性があります。

爪きりを利用される方はいないと思いますが、バンド部を半分半分切ればできますが、切り口に段差ができ仕上がりの美しさが問題です。

ライターであぶり切る方はいないと思います。

エンドニッパー(製品名)は、ヘッド部と平になり美しい仕上がりと擦っても皮膚に影響ありませんが、間違えて結束バンドを切断したい時に使えないデメリットもあるのです。
エンドニッパーとニッパーが2つ必要になるため、経済的ではありません。
ニッパーは、結束バンド切断用、エンドニッパーはあまり部分の切断、仕上げ用と区別することになります。
エンドニッパーなら、ホームセンターでも売られておりますし、最近では100円均一でも売られております。

ペンチ、ラジオペンチで切る方もいると思いますが、切り口がヘッド部より出てしまうため、少し擦った程度で皮膚に傷跡が残ります。
ニッパーも同じように普段売られているものだとヘッド部と平になりません。

▼どうしたら綺麗な仕上がりになりのか?

1、まだニッパーを購入されていないなら刃先が平らな物を購入、又は使用して下さい。
(画像でいうと、右側の赤色のニッパーが該当します、前には結束バンドの切り口面ですが平です)

2、ニッパーをお持ちなら、エンドニッパーを購入し仕上がりのよさと皮膚を傷をつけないことができるのでベストです。
(画像には無いのですが、結束バンドの切り口面は赤色ニッパーで切った場合と同じ仕上がりとなります)

3、仕上がりが悪く皮膚を傷つけてしまうニッパーとペンチ。
(画像でいうと、左側の青いニッパー、青いペンチが該当します、結束バンドの切り口は、皮膚を傷つける恐れがあります)

赤色と青色のニッパーの刃先を見てください、比べると、赤ニッパーは噛み合う部分は平らですが、青ニッパーは窪んでいることがわかると思います、これが仕上がりのよし、悪しとなる原因です。
窪みが深ければ深いほど、切り口の余りが発生してしまうのです。

1と2は、綺麗さ、仕上がりのよさ、皮膚のもやさしくオススメの工具となり一番よい切り方となります。

3、は、切り口がはみ出ているので、仕上がりが悪く、皮膚が擦れると傷跡になってしまうので、仕上げにエンドニッパーを使うことになります。

おわりに

以上ですが、結束バンドを使い方と切り方、ご理解していただけたでしょうか。

ニッパーやペンチをお持ちなら、エンドニッパーを購入すうことで解決します。

ニッパー、ペンチをお持ちでない方は、刃先が平らなニッパーを購入することで、一石二鳥の役割を果たすので非常に便利です。

繰り返し言いますが、結束バンドはお子様の手に触れない場所に保管してください。

番外編としまして、よく畑で野菜の茎を結束バンドを用いて育てている方を見かけますが、結束バンドは土に還らないのでやめておいたほうが無難です。
収穫後、バンドを切る際に誤って土の中に入る恐れがあるからです。
結束バンドは土に還りません。(土に還る素材が開発されていればよいのですが)
畑で使うなら、ビニール紐も同じようなことが言えます。
畑で野菜の茎などを固定するなら、昔ながらの「しゅろ縄」で固定する方法がオススメです。
仮に紐が落ちて土と混ざっても、土に還るからです。

便利そうな結束バンド、インシュロックですが、使う用途も考えて今後の生活に役だてるよう使いましょう。




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