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いつものように「規制」と聞きまたかと思っている方、今回の規制は少々、いや少々ではないほどダメージがあるように思えます。
今回の規制を調べましたので、読んでいただければ、どれほどなのか、理解できると思います。
どうして毎回規制が施行させるのかは、ご存知の通りパチンコ依存症者が多いと考えられるからです。
どんどん規制で固められ、多くの方は休日の楽しみ方を、方向転換し過ごすようになったのにも関わらず、2018年の規制はパチンコホール、パチンコメーカー、付随する設備機器メーカーすべてにマイナスとなるほど、ダメージが凄いようです。
パチンコの歴史から少々お伝えしたいと思います。
パチンコ
パチンコが正式に認可された年からの歴史
1948年(昭和23)、風営法が制定されました、条文にも書かれており、法律上認可された年となります。
(それ以前も、1927年、1930年、日本初パチンコが名古屋で開業し始め、全国に広がりますが、1939年~1945年まで第二次世界大戦の間、禁止となる、1945年終戦、1946年戦後1号店がオープン)。
1951年(昭和26)、全国約12,000軒までパチンコホールが広がります。
1952年(昭和27)、全国約40,000軒まで拡大し広がります。
1954年(昭和29)、規制が入る(連発式のパチンコ台は全面禁止)結果、廃業が増える。
1956年(昭和31)、全国約7,000軒まで落ち込みます。
1959年(昭和34)、西陣メーカー開発「ジンミット」というパチンコ台が業界復活のカギとなる。
1960年(昭和35)、チューリップが開く役物でパチンコ業界は、2回目の復活黄金時代となる。
1978年(昭和53)、ゲームセンターが流行り、「スペースインベーダー」が社会現象が起こしパチンコ離れとなります。
1980年(昭和55)、業界初のデジパチフィーバー機が登場するが、景品上限2,500円と規制される。
1985年(昭和60)、新風営法が施行、パチンコアタッカー内が10カウント方式、検定制度開始する。
1989年(平成元)、プリペイドカード導入法案が可決される。
1990年(平成2)、デジパチ16Rまで、羽根モノ15Rまでが施行。(一発台が絶滅する)
1991年(平成3)、第1回全国パチンコファン感謝デーが開催される。
1995年(平成7)、パチンコの売上が30兆円を突破する。
1996年(平成8)、CR機に5回リミッター義務付けられる。(プリペイドカード廃止、ハウスカードなる)
1998年(平成10)、5回リミッター機の不人気によりパチンコ業界が低迷する。
1999年(平成11)、CR機の5回リミッターが撤廃される。(1/13以降の検定済)
2000年(平成12)、パチンコホールはサンヨー「海物語3タイプ」一色となり人気台となる。
2001年(平成13)、CR海物語が独占、パチスロもAT機が人気となり130万台を超える。
2003年(平成15)、内規改正で100%確変に突入するタイプが認められる。スロットでは、一撃5,000枚を獲得する機種も設置された。
2004年(平成16)、パチンコに1/500タイプが登場する。(しかし次年度変更)
2007年(平成19)、みなし機の撤去によりスロット5号機時代へ。
2010年(平成22)、老舗企業の正村商会㈱が倒産(昭和20年創業)。
2013年(平成25)、パチンコユーザーが1000万人を割る。
2014年(平成26)、パチスロメーカーの㈱ラスター(旧テクノコーシン)が倒産。
2015年(平成27)、パチンコメーカーのマルホン工業㈱が倒産(昭和24年創業)。
パチンコメーカーの奥村遊機㈱が倒産(昭和22年創業)。
2016年(平成28)、パチンコMAX機撤去。
以上、歴史的には、緩めたり、規制を厳しくしたりと繰り返しているようです。
2018年からどうなる
パチンコにも設定、いわゆるスロットみたいな設定(1~6段階)の規制が実施されるようです。
仮にパチンコ台を設定1とした場合、還元率が落ちマイナスの収支となります。
設定6のパチンコ台の場合は、還元率がプラス収支となりますが、更に規制があるようです。
1.出玉規制(1回の大当たり:上限1,500玉に引き下げる)
現状は、1回の大当たりで約2,000玉以上の払い玉があるのに対し、1,500玉規制になるとプラス収支になることが難しくなります。
2.店側の釘調整はダメ、(釘調整は出来ない:管理遊技機となる)
釘師による釘調整ができないため、その店独自の営業方法(出る日、回収日)がわからず楽しみは薄れることになります。
3.先ほど申し上げた、パチンコに設定が設けられる。
出る台は出やすく、出ない台は設定が悪いと誰も席に座らなくなり「満員御礼」とはいかなくなるでしょう。
4.4時間遊戯した場合、出玉を現在の2/3にまで下げる。
4時間で5万円以内の出玉にする。
パチンコもMAX機が2017年では、1/399→1/319へ変更されたばかり、そして上記掲げた3つが2018年2月より導入されれば、客足が遠のくのを感じて仕方ありません。
スロットも、同じく一撃3,000枚規制と決まったばかり、
2017年11月末で27万台が検定期限切れとなり撤去となります。
2018年5月末で25万台がやはり検定切れとなり撤去。
2018年11月末で9万台が該当し撤去。
日本のスロット設置台数は、約165万台、約1/3が今後の撤去台となります。
以上を考えれば、これからのパチンコ、スロット遊戯は理解した上で儲けではなく楽しむ遊戯となること理解してくことが大切です。
これだけ規制したあとに訪れるのは二つ
一つは、カジノが日本に設置されるからだと想定します。
パチンコ市場:約20兆円産業。
競馬、競輪、競艇、宝くじの国営市場:約7兆円産業。
見てのとおり、20兆円産業のパチンコ、スロット遊戯人口を減らし、その分国営ギャンブルのカジノの遊技人口を一気に増やしたい狙いだと考えられます。
国の税収を増やすためにも、パチンコ市場を減らし国営市場が増えれば、国としては収入が増えるため今が狙い時となったかもしれません。
二つ目は、2020年「東京オリンピック」開催地だからだと想定します。
賭博場があるのは、外国人から見れば冷ややかな目線になると思います。
イメージだと思いますが、こちらもイメージよくすることを理由に規制という位置付けが該当することになると考えられます。
パチンコは今後どうなる
こちらは、おそらく今後の統計を見てからの判断となると思います。
パチンコ依存症、自己破産の方が減っていなければ、更に規制する。
オリンピックまでは規制、それ以降は緩和されるという考えも今までの歴史を振り返れば、規制と緩和になっているので、緩和されるかもしれませんが、カジノという今までにない施設が造られるため、緩和は望めないかもしれません。
ホールも何件か閉店になると思います、これからはホール内での演出がカギを握るかもしれませんが、出ない店は、立ち寄らないとなりチラシ、看板も減少してゆくことでしょう。
寂しいですが、これが今後訪れる恐ろしい現実だと理解してください。
国営ギャンブル関連企業は変わらず、パチンコ関連企業は衰退、今後はこのような形となると考えられます。
おわりに
一気に、一撃でという言葉は、よく使われて魅力的な言葉です、すき間時間を利用して○万円儲かったなど、よく耳にしておりました。
今後は、どうなるかと言えば、「ジワリ儲かる、負ける」という言葉になるかもしれません、ジワリとは1回の大当たり出玉が少ないため、一気にとか一撃でということが機械内部で決まっているため、以前のイメージとはまったく別物のように徐々に増えてゆくと思うので、その感覚の言葉を換えるとジワリという表現になってしまうと思います。
ゲームセンター感覚なってしまうのか、儲けというよりその時間を楽しむための遊戯となってしまうかもしれません。
気分転換には、儲かれば心地よい場所となりますし、負ければ時間の無駄だった、お金がもったいないと自覚するでしょう。
ゲームという認識になれば、金額を抑えて遊ぶようになると思います。
ゲームでも当たれば嬉しいし、負けたらお金を使っているので悔しいです。
最後になりますが、今後の規制を理解してください、過去に遭遇した爆裂台に変わるようなことはありません。
今後はどうなるのか、悪くなる一方なのでしょうか、やはり一歩退いて様子をみるしか方法はないと思います。
パチンコ・スロット関連
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