爆弾低気圧は毎年10月から1月冬の嵐、2月から3月の春一番の時期が最も多いので注意が必要です

爆弾低気圧

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このところ、「爆弾低気圧」という言葉が天気予報で騒がれています。
大荒れ、猛吹雪に警戒という様々な言葉が飛び交っていますが、この「爆弾低気圧」すごく警戒しなければならないようです。

何を警戒しなければならないのか、うーん正直わからないのです、ただ家にいればよいと思う発想しか思いつきません。
爆弾低気圧について少し調べてみたくなりました。

爆弾低気圧とは

爆弾低気圧の画像はこちらです

中心気圧が24時間で、(sinφ/sin60°)×24ヘクトパスカル(hPa)以上低下する温帯低気圧のこと。
暴風や高波、大雪をもたらし、急速に発達するため、対応の遅れなどから各地に甚大な被害をもたらすことがある。
[補説]φは緯度で、(sinφ/sin60°)×24hPaは緯度によって基準値が変化する。例えば北緯40度(秋田付近)なら17.8hPa/24hが基準となる。気象庁では使用を控える用語の扱いで、「急速に発達する低気圧」などと言い換える、としている。
(デジタル大辞泉より)

中心気圧が24時間で24hpa以上低下するものといわれてるので、仮に980hpaの低気圧が24時間で948hpaになった場合は、(980-948=32hpa)24Hpa以上の差となり爆弾低気圧と呼ばれる。

秋田付近では、基準が設けられていた。(こちらも知りませんでした)

デジタル大辞泉では、「温帯低気圧」と書かれているが、今は冬なのに?
調べてみると、温帯低気圧とは温帯または寒帯に発生する低気圧。ふつう低気圧といえば温帯低気圧をさす。
暖かい空気と冷たい空気の気温差が基本である。

また、こちらの知恵蔵miniの解説では

短時間の間に急速に発達し、熱帯低気圧並みの風雨をもたらす温帯低気圧の通称。
世界気象機関(WMO)の定義では、中心気圧が24時間以内に24ヘクトパスカル以上低下するものを指す。
1978年に豪華客船クイーン・エリザベスⅡ号が大西洋を横断中、猛烈に急発達する低気圧に襲われる事故が起きたのをきっかけに、この呼称が使われるようになったと言われている。
「爆弾」という表現に抵抗があることから、日本の気象庁は「急速に発達する低気圧」と言い換え、これを気象用語として用いている。

こちらでも24時間以内に24hpa以上低下するもの、温帯低気圧と書かれているが寒帯低圧も同じ、なんとあの映画のトリガーが爆弾低気圧だったとは知りませんでした。

日本では「爆弾低気圧」といわれる場合と「急速に発達する低気圧」又は「猛烈低気圧」と言い換えるので、同じ意味として覚えておくことが今後の日常生活おける目安となるはずです。
爆弾低気圧=急速に発達する低気圧=猛烈低気圧

爆弾低気圧とは、24時間以内に24hpa以上低下したものいい、気象庁では、「急速に発達する低気圧」と言い換える場合があるということが理解できたと思います。

低気圧
出典元: Weathernews様より
986hpaが952hpaとなり、34hpa低下している。

2012年春、42hPa発達した爆弾低気圧は、最大瞬間風速は、山形県酒田市飛鳥でを記録し、突風でトラックが横転したこともある。

爆弾低気圧がもたらす影響

冬は大陸から流れ込む冷たい空気と、南からの暖かい空気との温度差が大きく、低気圧が急速に発達するそうです。
およそ最大風速30メートル以上の暴風が予想されます。
急に暴風が吹き荒れる。
【暴風・飛来物・倒木・屋根の損壊】
仮設イベントテントが飛ばされたこともあります。
【川の増水・土砂災害】
【電車の乱れ・運休】
【高波・大しけ・船の転覆】
【航空は欠航】

1970年福島県小名浜港に停泊中の貨物船が爆弾低気圧による影響、強風とうねりで転覆し、15名が犠牲となる。
【大雨・猛吹雪・なだれ】
もくもくと雪雲が空を覆うと、あっという間に猛吹雪になるので、目の前が真っ白になり、数メートル先も見通しがきかなくなる。
過去では、雪に埋もれた車の中で家族4人が一酸化炭素中毒で亡くなる。
吹きだまりで立往生した車から避難した親子が道路脇で倒れ、娘に覆い被さって吹雪から守ろうとした父親が亡くなるということがありました。
ホワイトアウト
暴風雪で視界が悪くなり、事故に注意が必要です。

爆弾低気圧の特徴

まず天気図を見ると等圧線の間隔がとても小さいのが特徴。
これは、気圧の傾きが急であることを意味しており、強い風が吹き荒れるとされている。
毎年:10月~1月頃の冬の嵐、2月か~3月の春一番の時期が最も多い。

爆弾低気圧対策

風速15メートル以上で人は強い風が吹くと歩けなくなり、転倒したりする恐れがある。
風速20メートル以上の非常に強い風が吹くと、木の枝が折れたり看板や屋根瓦などが飛ばされたりするおそれがあるほか、乗用車も横風する可能性、運転するのも難しくなる。

1、外出は控える。
2、冬場車で移動する場合には、防寒具やスコップなどを用意し、動けなくなった場合に排気ガスが車内に入らないよう、マフラーの周りの雪を取り除いたりする対策が必要。
3、天気が荒れ始める前に食料・燃料の買い出し。
4、最新情報を聞く。

爆弾低気圧と台風の違い

爆弾低気圧は台風並みに発達しても、台風の定義に当てはまらないので台風ではないようです。

台風とは、熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。
出典元:気象庁HPより

台風は「熱帯低気圧」が発達したもので、中心付近の「最大風速が17.2m/s以上」のものをいうそうです。
最大風速が基準を下回れば単なる「熱帯低気圧」。
暖かい南海上で「発生・発達」冬季に日本付近まで北上してくることはないそうです。
南の海で、1年中発生しています。

一方、爆弾低気圧は急速に発達する低気圧なので、「温帯低気圧」には風速に関する決まりがありません

「爆弾低気圧」は暖気寒気(ぶつかりあい発生)からなる「温帯低気圧」温度差のため、暖かい空気が上に、冷たい空気が下にふきこんで渦をつくり、海上・陸地問わず発生します。
「台風」は暖気(南の暖かい海の高い海水温によって発生する)からのみ発生するもの。

確かに違いがわかる。

気圧変化で体調不良?

気圧変化で体調にも影響する?
昔から、気圧と体調には深い関係があることはわかっていたようです。
気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じ、抵抗しようとして自律神経が活性化します。
自律神経系には、交感神経と副交感神経の二つがある。
交感神経:血管を収縮させ、心拍数を上げて体を興奮させる働きがある。
副交感神経:血管を広げて体をリラックスさせる働きがある。
二つの調整がうまくいかないと、さまざまな体調不良を引き起こす原因となるようです。
気圧変化により:頭痛、腰痛、肩こり、耳鳴り、めまい、吐き気、関節痛、古傷。
これらは、「気象病」とも呼ばれている。

気象病を予防には「酔い止めの薬」が効果的であるようです。
内耳の平衡感覚が狂う点では、クルマ酔い・気圧の変化も同じメカニズムだそうです。
内耳にある神経を鎮めて、リンパの流れをおとなしくする作用がある。
三半規管を正常に戻してくれる薬がいいそうです。

おわりに

爆弾低気圧は、年二回訪れるもので、場合によっては死と隣り合わせまで気をつけなければいけない要素と理解できました。
気圧変化で気象病まで引き起こすとは、驚きです。
最近の天気予報は精度抜群と感じておりますので、該当する時期は天気予報を更にチェックが必要ですね。

予防に繋がれば幸いです。




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