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山形県最上小国川が氾らん 避難指示
2018年8月30日(木)夜から31日(金)朝にかけて、北部を中心に局地的激しい雨となり、最上町では最上小国川が氾濫、町の一部に避難指示が出ています。
山形県地方気象台によると、最上町向町で31日午前5時30分までの6時間降水量が134.5mmを観測し、観測史上最大を記録してます。
山形県では、31日午前7時過ぎ最上町の最上小国川が氾らんした(レベル5)「直ちに市町村から避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。」と発表されました。
国道47号線が冠水し全面通行止め、午前8時には徐々に川の水位は低下「氾濫危険水位」を下回る。
水位計はどうだったのか?
山形県が最上小国川の最上町大堀地区に設置した水位計によると
8月31日午前2時:水位3m
8月31日午前4時:水位5m50cm
8月31日午前6時:水位6m20cm
8月31日午前7時10分:川の水が堤防を越えてあふれているのが確認され、「氾濫発生情報」を出す。
深夜から明け方でこの水位、どの河川でも今後は同じことが発生するはずと考えるとゾクッとする雨量です。
降水量はどうだったのか?
山形地方気象台によりますと、31日午前8時までの24時間降水量は最上町向町で183.5ミリ、山形県真室川町差首鍋で186ミリ、山形県鶴岡で122.5ミリなどとなっています。
最上総合支庁によりますと、午前4時すぎ、最上町瀬見地内で最上小国川の氾濫を確認。近くの国道47号が600メートルほど冠水した。
氾らんした国道47号線の画像です。
画像元:Google Map
こちらが普通の画像です。
画像元:Nippon News Network(NNN)
どこが道路なのか区別することが難しい。
画像元:Google Map
こちらが通常の道路です。
画像元:Nippon News Network(NNN)
ガードレールの手前が道路、完全に氾らんしています。
画像元:Google Map
通常の道路、これだけ水位が下がっている状況なのに、水位が増すとゾクッとします。
避難の指示がだされた場合の10の心得
これからは水害(洪水)も気をつけなければならない時代になってきたように思えます。
テレビでは、ここ最近何かと「早めの行動を」と言われてます。
洪水(こうずい)による避難時の心得とは?
1、正確な情報収集、そして自主的避難が大切。
ラジオやテレビで最新の気象情報や災害情報、避難情報に注意するること。
雨の降り方、状況に注意し危険を感じたら自主的避難することも大切です。
2、ご自宅から避難する場合
火災予防のため、ガスの元栓、電気を消し(できればブレーカー)からOFFして避難行動を行います。
3、洪水ハザードマップを確認し、自分の地域の避難する場所を確認します。
場所、ルートも考えておく必要があります、どこで川の決壊、川の氾濫が発生したかで避難場所が変わります。
4、役所や消防から避難の呼びかけがあると時は、速やかに避難すること。
5、避難行動はできれば2人以上で動きやすい服装。
動きやすい服装、水の中でも脱げにくい履き物(ひもぐつ)がよい。
長靴はくるぶしまででの水位なら問題ないようですが、それ以上の水位になると脱げてしまうため禁物です、もちろん裸足も禁物です、
6、逃げ遅れたときは?
逃げ遅れ危険が迫った時には、近くの丈夫な建物や高台に避難します。
7、車での避難は控えること。
クルマでの避難は、緊急車両、水防活動の妨げとなる可能性があります。
徒歩で避難するよう心掛けたい。
8、お年寄りや体の不自由な人の避難に協力します。
お年寄り、子ども、病気の方、体の不自由な人などは早めの避難が必要です。
近所の人の避難に協力しましょう。
9、歩ける深さはおよそ50センチ。
歩ける深さは大人だとひざ上まで、約50cmです。
限度は股下まで歩けるといわれてますが、その分危険度が増すので気をつけたい。
水深が腰まであると危険だとされており、無理は禁物です。
高いところへ避難し救助を待ちます。
10、道路がどろ水で覆われているときは段差に注意。
高いところへ避難し行動しますが、普段歩きなれている道路も泥水などで舗装された道路が見えない場合、段差や溝に注意が必要です。
杖や長い棒で溝や段差に注意しながら避難することも大切です。
マンホールのふたも外れている場合もあります。
河川の防災情報を理解しておく
テレビで発表される防災情報、河川が今現在どのような状況なのか発表していますが、理解しておくと避難に便利だと思いますから活用しておきたい。
1、氾らん注意情報(はんらんちゅういじょうほう)
河川の氾らん発生に注意を求める程度です。
2、氾らん警戒情報(はんらんけいかいじょうほう)
氾らんに対する警戒が必要な水位。
更に水位の上昇がある場合、一定時間後に氾らん危険水位に到達が予想される場合、発表されます。
3、氾らん危険情報(はんらんきけんじょうほう)
氾らんの恐れがある水位、「何時氾らんしてもおかしくない」状態です。
河川に近い近隣の住民の方は、この水位に達する前に避難完了しておくべき危険な状態といえます。
4、氾らん発生情報(はんらんはっせいじょうほう)
既に河川の氾らんがどこかで発生している状況です、水は低いところへと流れますから高台に避難する必要があります。
氾濫発生情報が発表されれば、氾らんだけでなく、土砂災害も発生が及ぶ可能性があることも理解しておきたい。
風雨によっては、屋根が飛ばされる、樹木が倒れ停電、交通路寸断、橋も渡ることも控えたい状況となります。
おわりに
まだまだこれから予想されない水害が今後も発生するはずです。
日本全国に発生している水害、氾濫状況を比較して何かの役にたてたい気持ちで書かせていただいております。
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