Tami（多観）

インサイト（探査機）はアメリカ航空宇宙局（NASA）が開発中の火星探査機です。
その姿・形はまだ公表されておらず、魅惑の探査機と感じます。
インサイトは、初めて火星内部を調査するミッションがあります。

このインサイト、火星地表に2つの観測測定器を設置、
地震計（火星の地震や隕石の落下の衝撃からその内部の様子を究明）
熱探査針（地表から3〜5メートル下のエネルギーの状況を観測）
地下内部構造の他に火星の自転（回転）も観測機器も搭載し調査する目的です。
火星の表面は周回機で探査できるものの、インサイトは着陸機として活動する。
地球も地震波により内部構造が判明しているので、火星も同じく内部構造を調べるようです。

別のミッションもあります。
一般から募集した「名前」を記したシリコン製のマイクロチップを搭載、「火星行きの搭乗券」と名付けたこの計画、自分の名前が火星にあるなんて夢のようなことになるはず、ですがすでに応募は終了(2017/11/1)しており残念です。
どうやら166万人以上が登録済みのようです。

インサイトをもう少し調べてみました。

火星探査機インサイト

出典元：NASA（インサイトイメージ画像）
名称：Interior Exploration using Seismic Investigations, Geodesy and Heat Transport。
任務種別：火星着陸機
任務期間：2年（観測期間）
打ち上げ重量：360Kg
インサイト展開時寸法：6.1×2.0×1.4ｍ
消費電力：450W（太陽電池/リチウムイオン電池）
任務開始日：2018年5月5日（ロケット発射日）
（ロケット発射後、火星に向けて約半年間の旅となる。）
ロケット：アトラスV401
打ち上げ場所：ヴァンデンバーグ空軍基地
（アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるアメリカ空軍基地、カリフォルニア州の南部、サンタバーバラ郡にある、ミサイル・ロケットの発射場。）
火星予定着陸日：2018年11月26日(月)
着陸地点：エリシウム平原（北緯4度　東経136度）。
（エリシウム平原は、火星の赤道付近にある広大な平原）。

2018年5月5日、成功を祈ろうではありませんか。

火星

火星の軌道は、2年2ヶ月ごとに地球に接近し、観察の好機を迎えるようです。
通常、地球と火星の距離は、約7,800万キロメートルと言われております。
ただし、接近ではなく大接近の観測ができるのが、なんと2018年の夏に訪れるます。
地球との大接近は、2018年7月31日です。
最接近の距離は、5,576万キロメートル。
明るさも輝き、肉眼で天候がよければ観えるかも、できれば天体望遠鏡が望ましいようです。
この大接近は、2005年11月20日ぶりとなります、接近距離が6,000万キロメートルよりも近く接近するのは、13年ぶりとなります。
火星を観る時期：6月下旬～9月上旬
慣れない火星探しとなるので、6月下旬から火星を探してみるとよいのかも。
6月下旬からは天体望遠鏡がなくてもチャレンジあるのみ。
火星の星の色：赤く明るく輝いている
東京の星空を参考に下記画像で確認してみてください。
火星の位置：2018年7月31日：21:00、東京（左下：南東方向、やぎ座右）

出典元：国立天文台　天文情報センター様より

では次回、火星が地球に近づく日はいつなのか？
2020年10月06日(火)：6,207万Km。
2018年07月31日(火)：5,759万Km。
そうなんです、2018年と比較すると、448万Km遠くなって行くのです。
その次は、2022年12月1日(木)：8,145万Kmとなり、さらに遠く接近という表現が難しくなります。
2018年7月31日は6,000万Km以内、火星の接近距離なので是非、確認してもよいのかもしれません。

以上、インサイト、火星についてでした。
5月5日、打ち上げ成功後、7月はまだ火星に向けてロケットが移動中、7月31日、火星大接近となれば肉眼では見ないと思いますが、夜空を見て目線上に、ロケットと火星が一直線になっているのか？と想像すれば、ロマンを感じませんか？
別記事で、月の最小満月ミニマムムーンは、2018年7月28日です、（下の記事です）

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