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東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝、例年1月2日と翌3日)の2日間にわたって行われますが、箱根駅伝の予選会は2か月以上前に行われます。
第95回という記念大会なので、今回は箱根駅伝に参加できる大学が増え、予選会のコースや距離が変更となりました。
変更部分を含めて今回の箱根駅伝予選会を調べて見ましたので、見えてくるものが理解できると思います。
予選会概要
まずは箱根駅伝予選会情報からご案内します。
開催日 :2018年(平成30)10月13日(土)
開始時間:午前9時35分スタート
場 所 :陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園
距 離 :ハーフマラソン(21.0975Km)
出場校 :39校
テレビ放送
テレビ(TV)放送でも箱根駅伝予選会がご覧になれます。
放送日 :2018年10月13日(土)
放送局 :日本テレビ、日テレ(日本テレビ放送網株式会社)
放送時間:午前9時25分~11時25分まで(生中継)
録画ではこちらです。
放送日 :2018年10月13日(土)
放送局 :BS日テレ
放送時間:午後7時~午後8時54分
録画・特別版はこちらです。
放送日 :2018年10月20日(土)
放送局 :日テレジータス
放送時間:午後8時~午後10時30分
箱根駅伝予選会(記念大会)の変更点
1、距離が変更になりました、20KM(昨年)が21.0975KMとなり1.0975KM延長となる。
コースが変更された為、昨年と今年のコースマップを比較してみました。
2017年(平成29)10月14日(土)に開催されたコース図です。(画像元:警視庁)
画像元:警視庁
2018年(平成30)10月13日(土)に開催されるコース図です。
1.0975KM延長された部分、変更はどこなのか?
1.陸上自衛隊立川駐屯地内を周回する数が違っていました。(約2周から約3周へ)
2.大山団地東の砂川口を直進ではなく左折する進路に変更されました。
3.国営昭和記念公園のこどのの森を過ぎてからのルートが直進となりました。
4.国営昭和記念公園のふれあい広場前のコースが直進から曲がるコースとなりました。
以上、コースマップ上で確認できた変更箇所による、延長された1.0975KMです。
なぜ箱根駅伝予選会は20KMから21.0975KMにしたのだろうか?
本戦である箱根駅伝では、10区間で競い合いますが7区間が21KM以上を占めているために今回変更(長距離適正)となったようです。
2019年第95回箱根駅伝の区間距離を21.0KM以上なのか見てみます。
往路(107.5KM)
第1区:21.3KM(該当)
第2区:23.1KM(該当)
第3区:21.4KM(該当)
第4区:20.9KM
第5区:20.8KM
復路(109.6KM)
第6区:20.8KM
第7区:21.3KM(該当)
第8区:21.4KM(該当)
第9区:23.1KM(該当)
第10区:23.0KM(該当)
総距離:217.1KM
ご覧のように10区間で7区間が21.0KM以上というのが理解できたと思います。
箱根駅伝予選会も21.0975KMという判断も妥当だと思うのです。
2、第95回箱根駅伝は例年より2校増枠の23チームの参加で開催されるので、予選枠は例年より1校増しとなる上位11校が出場権を得ることができます。
計23校の出場枠内訳
シード校:10校(例年どおり)
箱根駅伝予選会:11校(記念大会により1校増)
学生連合チーム:1校(例年どおり)
関東インカレ枠:1校(関東インカレ成績枠1校増)
3、日本大学は、関東インカレ成績枠で第95回記念大会の箱根駅伝に出場確定となる。
昨年の日本大学(略称:日大)は、予選会では11位となり惜しくも箱根駅伝を逃したが、2019年の第95回箱根駅伝には関東インカレ成績枠で出場が決まっています。
関東インカレ成績枠とは
2014年に決定した箱根駅伝第95回記念大会の特別出場枠。
14~18年の関東学生対校選手権(関東インカレ)男子1部の短距離、フィールドなど全種目の総合得点(1位8点、2位7点…8位1点)が最も多い大学に出場権が与えられる。
日大が5大会累計701・5点で2位の順大に185・5点の大差をつけてトップ。今年の予選会を免除され、本戦に出場する。
シード10校に続き、11校目の出場校として5月に早々と2019年の箱根切符を手にしたのです。
2019年開催される第95回の箱根駅伝出場校(シード10校)を改めてご紹介します。
総合1位:青山学院大学(V4 4連覇中)
総合2位:東洋大学
総合3位:早稲田大学
総合4位:日本体育大学
総合5位:東海大学
総合6位:法政大学
総合7位:城西大学
総合8位:拓殖大学
総合9位:帝京大学
総合10位:中央学院大学
4、昨年までは関東学生陸上競技連盟男子登録者で5,000mを16分30秒以内の公認記録保持者も出場できましたが、今年は参加資格がなくなりました。
参加できるのは、2017年1月1日~2018年9月末までの1万メートル34分以内のトラック公認記録を持っている方だけとなりました。
昨年までは40校以上参加していましたが、今年の箱根駅伝予選会は39校と減った理由はここにあったのです。
箱根駅伝予選会からの本戦への出場条件
各校出場した上位10人の合計タイムを競い合います。
ハーフマラソン(21.0975km)は国際陸上競技連盟(IAAF)認証コースです。
出場校は39校ですが、32校が14人参加予定、12人参加が2校、11名参加が3校、10名参加が2校とエントリーされています。
1校1チームとし、エントリーは10名以上14名以下とし、出場人数は10名以上12名以下とする。
上位11校が本戦への出場(2019年箱根駅伝)獲得します。
ただし、合計タイムが並んだ場合は、各校上位10人の合計順位が少ない大学が上位となります。
さらに並んだ場合は、各校最上位選手の順位が上位の大学が権利を得ます。
どうなる予選展開
1万メートルを27分台で力走する方は予選会で3名おりますが、3名は別々の大学でありますからあまり気にしていないのが私の気持ちです。
1km以上も予選距離が長くなったわけですから、一人の重圧が重くなると思うのです。
10名最後の選手がゴールを切り、はじめて他校よりも10名通過のタイムが速ければ11校の枠内に入れるわけですから一人が別格に速くても他9名が肝心の競い合うレースです。
1万メートル(10KM)資格記録が掲げられておりますが、2万メートル(20KM)になれば、体力が続く持久力が備えているのか?勝利へのカギとなるはずです。
10名が持久力ありのチームなら予選11枠の中に入るでしょう。
前回第94回の総合11位~20位
11位:順天堂大学
12位:駒澤大学
13位:神奈川大学
14位:國學院大學
15位:中央大学
16位:大東文化大学
17位:東京国際大学
18位:山梨学院大学
19位:国士舘大学
20位:上武大学
順当なら前回シード落ちした大学10校が有力ですが、1万メートルの資格記録だけでは少々悩むところです。
第95回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会 エントリー一覧と1万m資格記録はこちら
おわりに
ダークホース(予想外)となる大学校は出てきてほしいのが本音ですね。
V5連覇を目標としている青山学院大学ですから、この予選会からも目玉となる学校が出て期待してもよいのか?というようなタイムを願っております。
1月からこの日を目標に練習してきたのですから、10月13日は駅伝ファンとして気持ちが高ぶります、10名で勝ち取り、ケガの無いよう頑張ってください、そして本戦へ。
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