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将棋界では、新風が舞い一般人も驚かれているばかりの2018年ですが、注目度No1である藤井聡太(ふじいそうた)棋士、現在は六段でおりますが、2018年5月には七段へ昇段すること間違いないといわれております。
私は将棋(しょうぎ)に対して駒(こま)の扱い、ルールぐらいは多少できる程度、小学生の頃は、主にはさみ将棋や将棋くずし(山崩し)・かさね将棋・将棋倒しで遊んでいたころを思い出します。
将棋の遊び方はこれ以外にも、(お金将棋・回り将棋)もあったようですが、本将棋はやはり手ごわい・難しいと避けていたのかも。
藤井聡太 六段は、こんな遊びはしていたのでしょうか?
恐らくしていないでしょうね。
本将棋一筋だからここまで登りつめたわけですから、恐れ入ります。
本将棋七段への昇段パターンは前回ご案内したようにパターン4つあり。
最短で行けば、2018年5月、最長でも2021年2月です、七段があれば次に目指すのは八段です。
もうどこまで登るのか?どこまで段があるのか?一般人にとっては10段くらいが最高位ぐらいでしょう?と思う方もいるはず、将棋は何段まであるのか?奨励会(しょうれいかい)とは?アマチュアの段位は?最年少記録?とか少々将棋の疑問される部分をはじめにお伝えしたいと思います。
プロ棋士と呼ばれる段位は何段あるの?
プロ棋士と呼ばれるのは、四段から。
範囲は、四段から九段まで、最高位は九段。(十段は存在しない)
昔(30年前)は十段(現役引退後、渡辺一二三さん(ひふみん):2017年7月1日~ワタナベエンターテインメント所属しバラエティ番組出演している方)という人が存在していましたが、今は「竜王戦のタイトル」獲得で十段という証のようなものになっており、段位と竜王戦タイトル獲得は現在別もの扱いです。
最高段位=九段
竜王戦獲得=与えられる称号(十段くらい)
また名人とよばれている棋士は、将棋界最高なので段位はない。
一番強い人は一言ではいえない、九段ではない、連敗しても九段は九段なのです。
プロ棋士=(四段・五段・六段・七段・八段・九段)
数字が大きいほど「格」が上になります、藤井聡太棋士は六段ですので、もう間もなく七段となるはず、八段に昇段すれば、九段の最高位ランクに昇りつめることになります、まだ現在15歳ですから注目されるわけですね。
お金の面では、プロ四段から給料がもらえるようになります。
四段以下はどうなっているのか?。
プロ棋士になるためには、奨励会(養成機関)という車で言えば「教習所」のようなところで修行し卒業しなければなりません。
奨励会(しょうれいかい)とは?
日本将棋連盟のプロ棋士養成機関。年一回入会試験が行われ、六級から三段までの段位がある。(大辞林 第三版より)
奨励会:正式名称「公益社団法人日本将棋連盟付属新進棋士奨励会」
目的は、将棋のプロ棋士の養成機関です。
奨励会に入るためには15歳以下(例外あり)の年齢制限、年1回8月に開催される奨励会試験を受け、合格しなければなりません。(二次試験まである)
一次試験:受験者同士の対局6局、4勝すれば二次試験へ、3敗すれば失格。
二次試験:現役の奨励会員と3日間かけて1日対局3局、1勝することができれば「合格」し奨励会へ入会することができます。
奨励会の階級
6級:奨励会試験に合格後スタートする階級です。
月に2回対局を行い、規定の成績をクリアすれば昇級します。
次に5級・4級・3級・2級・1級と成績を上げてゆき、1級の条件をクリアすれば「初段」となります。
初段=入品(にゅうぼん)といい奨励会で初段になることさします。
この品格に「入る」ということで使われる言葉だそうです。
奨励会の初段後は、二段・三段へ昇段の規定をクリアしてゆきますが、ここには更なる年齢制限が存在します。
初段:満21歳まで
四段:満26歳まで
この年齢制限の条件をクリア(達成)できない奨励会の会員は、強制的に退会となる。
タイムリミットが存在しているわけなのです。
四段=プロ棋士なので、満26歳までに昇段しなければ退会となる、競争の厳しい世界であることを実感できます。
初段=21歳、四段=26歳クリア条件、藤井聡太 六段は、まだ15歳(2018年3月現在)年齢比較だけでも凄すぎることがわかります。
奨励会三段と四段(プロ)になるまでの壁
三段から四段になるための壁がどうやら凄いことのようです。
「三段リーグ」
この三段リーグは、同じ三段同士でリーグ戦を行うもの。
半年単位でリーグ戦を行い、参加人数は約30名、このリーグ戦の上位2名に入ることが必要。
対局数は18回行い、勝ち続けること、そして上位2名だけが四段(正式:プロ棋士)となることができる高いハードルとなっております。
そして卒業、退会とは違い卒業しなければならないということは、奨励会の中の対局で勝ち抜く、勝ち続ける必要があることが理解できたと思います。
奨励会入試→合格後6級→三段「三段リーグ」上位2名→プロ棋士(年齢制限)
アマチュアの級と段は違い、奨励会に入会してはじめてプロ棋士の道が開かれるわけです。
アマチュアの段級はどうなっているのか?
10級~八段までの範囲をいいます。
「級」は数字が小さくなるほど、「各」が上になります。
詳細は一部省きますが、詰め将棋のレベルで比較すると分かりやすいと思います。
10級:入門者の門出、将棋の段級は10級からスタートします。
駒の扱い方、動かし方を知っているレベル、9級は1手詰め将棋が解ける程度。
08級:初級者レベル
8級は優しい詰め将棋3手詰めが解ける、7級は手筋を実戦で使える、6級は定跡が少し分かる。
05級:中級者レベル
5級は詰め将棋3手詰めが解ける、4級は簡単な5手詰めが解ける、3級は5手詰めが解ける。
02級:上級者レベル
01級:詰将棋は7手詰めが解ける。
アマチュア:初段
詰将棋は9手詰めが解ける。
アマチュア:二段
詰将棋は11手詰めが解ける。
アマチュア:三段
詰将棋は15手詰めが解ける、県大会上位レベル。
アマチュア:四段
詰将棋は19手詰めが解ける、県代表クラス。
アマチュア:五段
詰将棋は21手詰め以上が解ける、全国大会上位クラス。
アマチュア:六段
アマチュア全国大会優勝レベル。
アマチュア:七段(条件あり)
アマチュア最強レベル。アマチュア名人戦・竜王戦に優勝する。
アマチュアの最高位:八段(条件あり)
アマチュア八段は、実力で勝ち取れるものではなく、将棋界の貢献が大きい方に贈られるもの。(名誉称号)
(過去の人物:元首相の田中角栄氏、福田赳夫氏、読売新聞グループ本社の
渡辺恒雄会長など)
あと、アマチュア竜王戦に通算3回優勝でも与えられる。
アマチュア10級~八段までの段級を詰将棋の手詰めでご説明しましたが、奨励会の二段とアマチュア何段が相当するのか比較してみたいと思います。
奨励会とアマチュアはどれだけ段級が違うのか調べてみました。
プロ棋士&奨励会とアマチュアの違い 段級
尚、女流棋士も含めてご案内しています。
女流棋士の最高位は六段。
奨励会2級=女流四段
奨励会1級=女流五段
奨励会初段=女流六段
奨励会二段=アマチュア六段
奨励会三段=アマチュア七段
プロ四段=比較できず
プロ五段=〃
プロ六段(藤井聡太 棋士)=〃
プロ七段=〃
プロ八段=〃
プロ九段=〃
少し級段は上下すると思いますが、調べてみると概ねこのような比較状況であり、いかに奨励会を卒業したプロ棋士がすごいことがわかると思います。
藤井聡太 六段が今いる地位がよりわかると思います、先ほども申し上げましたが、まだ15歳ですよ、この地位に居るとは改めて驚かされます。
プロ棋士とアマチュアの違い
将棋では「これで勝てる」と思った瞬間が一番危ないといわれてます。
プロとアマの違いは、「耐え抜く力が勝負を分けるポイント、なかなか寄せられない終盤戦をいかに耐えて行くか。その我慢の力」「勝利を目前にして勝ちに向かうとき、あるいは負ける寸前だが可能性はまだ残されているとき。
そうした踏ん張りどころこそ、もっとも自分が試されるときであり、一流のプロ棋士は、そこをぐっと耐えることができるのです。」
常に相手の気持ちになって考えることが最高の訓練になります。と羽生善治(はぶよしはる)竜王よりコメント
相手のの気持ちになるということは、相手になり代わって、自分にとって指されたら嫌な手を考えること、我慢の力、可能性が残されている、ぐっと耐えることができるのが、どうやらプロとアマの違いらしいです。
八段に昇段するためには?
藤井聡太 七段(現在六段)が八段へ昇段するには調べてみると、3つあるようです。
1、公式戦勝ち数
七段昇段後は、公式戦で190勝すれば、八段へ昇段することができる。
2017年の成績を元にすると、51勝10敗なので、4年未満という結果となり、2018年の年内に七段になれば、2022年頃が八段、この道は選ばないことでしょう。
2、順位戦での昇段
順位戦A級昇級すれば、八段となります。
それには、いろいろとあります。
原則として10人の棋士による総当り戦行う。
原則として成績下位の2名が降級します。
最高成績者は名人への挑戦権を得ます。
最高成績者が複数いた場合は、プレーオフを行います。
順位1位は名人戦七番勝負の敗者、以下前期リーグの成績順に8位まで、9・10位はB級1組からの昇級者となります。
とどうでしょう?藤井聡太 棋士は選ぶのでしょうか?
3、竜王戦昇級
竜王1期獲得すれば、八段へ昇段されます。
現在も六段から七段への昇段理由だとはわかりませんが、竜王戦で活躍していることをベースにすれば、この道が正しいかもしれません。
竜王戦
1組から6組に分かれたトーナメント
毎年11月頃から竜王ランキング戦が始まり、翌年夏に本戦トーナメントが行われて8月から9月頃に挑戦者が決まり、竜王戦七番勝負は10月から12月頃にかけて行われる。
ということは、2020年には、藤井聡太 八段が誕生しているかもしれません。
あくまでも予想ですのでご了承ください。
初タイトル獲得最年少記録
将棋界の史上最年少のタイトル獲得(18歳6ヵ月)を越えると期待されているのも、藤井聡太 六段です。
現在は、屋敷伸之 九段が記録保持者であります。(18歳6ヶ月)
第56期棋聖戦:本戦トーナメントが1990年3月27日~5月28日にあり勝ち上がり、6月18日~8月1日までの五番勝負で3連勝、18歳6か月で初タイトルを獲得、タイトル獲得の最年少記録を塗り替えた。
プロデビューから1年10ヶ月での初タイトル獲得も、歴代最速であるため、今回の最年少記録も藤井総太 六段には記録を塗り替える可能性があるのです。
以上、八段への昇段、タイトル最年少記録、プロアマの違いでした。
八段へと期待する将棋ファン、一般人も気になる話題だと思います、まだまだ記録を塗り替えることでしょう。
あと、15歳の藤井聡太 六段は将棋開館を深夜出ても違法性がない記事もびっくりです。
労働基準法が適用されず、適用外とは驚きでした。
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