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標語は、簡潔に示した語句、交通安全の標語を募集する、など組織・集団の日常の行動指針「労働安全標語」「労働衛生標語」を表すモットーやスローガンに使われていますが、意外に個人のメンタルも支える標語も実はあったのです。
例:労働安全標語
無災害 一人ひとりの 心がけ。
例:労働安全衛生標語
快適な 職場目指して 健康管理。
これでは、集団での社会生活ではよいが、個人レベルのメンタル部分には少々無理がある感じがします。
今年も始まったばかりなので、標語を知り、姿勢やメンタル・心の支え、弱い部分を見つめ直し、今年を乘りきりことができるはず、そして心を開く方向へ一歩踏み込めればと思います。
カレンダーに記載されている言葉「標語」、ふと見つめ直す言葉、心の支えとなる言葉が満載されていましたのでご紹介したいと思います。
標語
1月の標語
新たな成長を望むなら無駄と思える努力も惜しんではならない。
解説ではこのように言っております。
例えば、森や林に入っていきますと、樹木が争うようにして、上へ上へと高く伸びているのに気付きます。
少しでも日光を多く浴びるために高く伸びる必要があるからです。
一方、樹木の根元は深く地中に根を張り、自分の体をしっかり支えています。
高く大きく成長するためには、その土台となる根をしっかり伸ばし、不動のものとしていかねばなりません。
同様に私たち普段の生活で、学業の成績や仕事の能力、技術を向上させる、あるいは業績などを飛躍的に伸ばすなど、新たな成長を望むなら、それらの基礎であり根本となる部分を疎かにしていては、その実現は望めません。
無駄な努力と思わず、必要な基礎は一つ一つ真剣に取り組み、困難を粘り強く克服し、着実に自分のものにしていかなければなりません。
そこに揺るぎのない本物の実力が蓄えられ、そのような努力に裏打ちされた基礎があってこそ、新たな成長が約束されるのではないでしょうか。と言われてます。
2月の標語
困難に全力でぶつかる勇気が人間としての向上をもたらす。
解説ではこのように言っております。
例えば、包丁などの刃物は、その本来の働きを十分に発揮させるためには、砥石で砥いで刃を磨ぎあげなければなりません。
刃先が鈍っていたり曲がって欠けていたのでは役に立たないのです。
人間も同様で、人格を高め、人柄を良くし、より大きな働きができるように向上していくためには、面倒なこと、辛いこと、嫌なこと、困ること、都合の悪いこと等々、つまり「困難」という砥石によって自分を磨く必要があります。
困難と思えることは人それぞれに違います。
自分が困難と感じることは、実は元々自分に不足しているところ、欠けているところが原因です。
ですから、困難に遭遇した時は、それを自分に対する試練であり成長の機会だと受け止め、勇気を奮い起こして全力でぶつかり、乗り越えていってほしいと思います。
困難を克服した時の喜びは何物にも代えがたく、自分の支えとなる実力も見に付き、人間としての向上の実感が得られるものと確信いたします。と言われてます。
3月の標語
何時でも出来ると思う心は大事を見逃す元である。
解説ではこのように言っております。
私たちの日常生活において、今すぐやれば簡単にできるような事を、「何時でもできるから・・」などと、つい後回しにすることがよくあると思います。
そのうちにそれらがどんどんと積み重ねになってしまい、いざ大事に直面した時に身動きがとれなかったり、後回しにした小事が原因で、大事な場面で力を発揮できず残念な思いをいた経験は誰しもあるのではないでしょうか。
私たちの生きている世界は、すべてのものが意味なく生じてくるわけでなく、一切が有機的につながっています。
今、自分に起こっている問題は、自分で処理する必要があるから起こってくるもので、それが簡単にできるものであればある程、すぐに実行に移すべきものなのです。
そうすることによっていつも身軽でいることができ、いざ大事に直面した時に、それだけに集中して事に当たることができます。
自分の持てる力を存分に発揮して、世のために役立つ人生を送ろうではありませんか。と言われてます。
4月の標語
新しい人生への転換は苦難に耐え忍ぶ心から生まれてくる。
解説ではこのように言っております。
稲刈りが終わって麦が蒔かれ、土の上に新芽が出てしばらくすると冬になります。
凍てついて浮き上がった土と共に麦は踏まれ、こうすることによって春になると麦は分けつして、たくましい数多くの茎に穂をつけるのです。
冬の厳しい時に新しい芽を踏むということは、私たち人間にとって苦難に耐え忍ぶということと全く同じで、とても大切なことではないかと思います。
我慢することを知らず、苦しい事に耐えることもせず、辛抱することを嫌がってきた人は、僅かな苦難にもすぐ弱音をはき、すぐに挫け、逃げてしまいます。
もともと人間は誰でもその人なりの能力を備えていますが、それらは鍛えなければ伸びるものではありません。
苦難に遭遇した時、耐え忍ぶことや辛抱することの尊さを知り、それを契機として自分の生き方を反省し、人生の深みを少しでも味わうことができれば、それが自分の新しい人生への転換につながっていくものと思います。と言われてます。
5月の標語
子供の心を知りその心を育てることが子供の天性を伸ばす。
解説ではこのように言っております。
子供を教育する時、知識を高めさせることも大切ですが、子供の心を育てることも同様に重要なことです。
人間には一人一人の個性があり、固有の天性があります。
この天性を伸ばし、十分に発揮させ、世のために働かせていくことによって、本人もまた幸せに導かれていくのです。
天性とは、これが自分だと言い切れる持って生まれた魂の部分、すなわち、能力・特質・個性といったものです。
このような子供の天性を見つけ、伸ばしてやるためには、まず子供の心を良く知ることが大切です。
親の思いを押し付けるばかりでなく、子供の言うこともよく聞いてやってこそ、子供の考えや望み、気持ちなどが分かり、同時に長所や短所なども見えてきます。
その上で、子供の足らないところを改めさせ、優れている部分をどう伸ばしてやればいいのかを考えていくべきです。
親自身が子供の心を知り、心を育てることに注意を向け、積極的に取り組んでほしいのです。と言われてます。
6月の標語
積極的に取り組んだとき仕事の中に喜びと知恵が生まれる。
解説ではこのように言っております。
仕事をする時、嫌々する場合もあり、特に何とも思わずにただ淡々とする場合、あるいは、心から喜んでする場合があります。
自分の好きな仕事ばかりだと楽ですが、苦手で嫌いな仕事のときは辛く感じることもあります。
しかし、仕事自体に好ましさやつまらなさがあるわけではありません。
その仕事に対してどう考え、どう取り組んでいくのかという自分の姿勢が問題なのです。
仕事を単に生活を営むための手段としか捉えていなければ、「嫌々する」か、「淡々とする」かしかありません。
仕事を自分を成長させる材料と捉えることができるなら、そこで起きてくる問題や苦境にも嫌がらず、逃げず、知恵を振り絞って立ち向かっていこうとするのではないでしょうか。
難問を解決したり、苦境を切り抜けたときには大きな喜びが待っています。
その喜びを知り得た人は、更なる次の喜びを味わうために、より積極的に仕事に取り組んでいけるものと確信します。と言われてます。
7月の標語
生活の中に目標を持っていないと安易な生き方に流される。
解説ではこのように言っております。
日々の生活に意欲漫々で充実している時は、厳しい道にも自ら進んで飛び込み、活気に満ちた生き方ができます。
若さに任せて未知の体験をしてみよう、という開拓精神も高鳴ります。
一方、気持ちに張りがない時は苦しい事、不得手な事をつい避けてしまい、楽な事、得意な事ばかり選ぼうとするのが私たち人間の弱さです。
安易で怠惰な生き方に流されず、自分の人生を実りある幸福なものにしたければ、まず生活の中に目標を持つことです。
目標があれば気力も沸き、苦労にも耐えられます。
苦しみは、逃げたいと思う情極的な生き方から生まれるもので、厳しさを受け入れいれば、同じ問題でも苦しみにはなりません。
むしろ立ち向かうことに生きがいを感じ、充実感さえ味わえます。
生涯を貫く大きな目標、当面の課題としての小さな目標、それらをしっかり打ち立てて生活の中心に据えましょう。
生きがいのある人生は自分自身にしか築けないものと思います。と言われてます。
8月の標語
自分中心に見ているときは相手が間違っているとしか思えない。
解説ではこのように言っております。
「自分中心に物事を見る」というと、自分の我がままで勝手な考えで、人の意見も聞かず配慮もしないどころか、排斥さえするような過激な印象があります。
しかし私たちには、そこまで極端ではなくても、日常のさまざまな場面で自分中心の見方をしています。
それは人それぞれに考え方も異なり、立場や状況も違うからです。
しかし私たちは社会の中でたった一人で生きているわけではなく、互いに助け合い、支えあって日々を暮らしています。
自分の考えこそが正しい、あるいは自分だけが苦労している、などと思っていると、相手が間違っている、楽しんでいる、と錯覚してしまいがちです。
自分と違う意見や考え方に出会った時は、自分の物の見方や発想に新たな視点を加えられる絶好の機会です。
世の中に助けられ、支えられている自分に気付き、より多くの意見や考え方を吸収し、力強く周囲を支える側の立場に立てるように努力精進してほしいものです。と言われてます。
9月の標語
人に機会が無いのではない機会を見捨てているのである。
解説ではこのように言っております。
私たちの日常生活において、すべてお膳立てができていて、自分の望み通りの結果がほぼ約束されているような「絶好の機会」というものは、まず巡ってくるものではありません。
そのため、私たちは「自分には運が無い」「機会に恵まれない」と思いがちです。
しかし、その期待する内容を考えた時、それは身勝手で分不相応な、都合の良過ぎるものなのかもせれません。
もし実際に小さな機会が訪れた時、自分でそれを生かして成功に結び付けるような努力もせず、ただ持っているだけの有り様では機会を見捨てているのと同じことです。
機会というものはいつも自分に都合の良い形で現れてくるものではなく、こつこつと拾い、積み重ねて大きな機会に育てていくべきものです。
狭い視野と安易に結果を求める気持ちによって、せっかく恵まれた機会を見捨てるような愚かなことはせず、恵まれた一つ一つを生かし、着実に成長していこうではありませんか。と言われてます。
10月の標語
善意をもって物事をする人は着実に働きを高めていく。
解説ではこのように言っております。
「人から良く思わたい」「ほめられたい」などという気持ちは多かれ少なかれ誰にでもあるものです。
それらを目指し、目標にして日々精進し、地道な努力を重ねて力を蓄えていくならば、それはそれで素晴らしいことです。
しかし、後々のことも考えず、その場だけを取り繕うために、上辺だけの親切や見せかけの熱意、思いつきの言動などを駆使して、好印象、高評価を得ようとするならば、それは大変愚かなことです。
それらを繰り返すうちに、いつのまにか誤魔化しや嘘を重ねることが日常になると取り返しがつきません。
いずれ自分の実力や実態が明らかになった時は、良く思われるどころか、かえって警戒され、信用を失い、人は離れていきます。
目先の評価や邪心にとらわれず、嘘や誤魔化しを避け、常に誠意をもって懸命に粘り強く事に当たりましょう。
そうすることにより、着実に働きは高まり、必ず信頼されるような成果が表れるものと信じます。と言われてます。
11月の標語
執着する心が強いとかえって大切なものを失うことになる。
解説ではこのように言っております。
人間はさまざまな欲を持っていて、それは人間が生きていく上で不可欠なものです。
では、欲を強くし、物事に執着すればそれだけ幸福になれるのかというと、決してそうではありません。
例えば、お金や名誉を目指すことにも生きがいは生まれますが、これを単なる欲で目指すと、とらわれ過ぎる危険があり、潤いの無い殺伐とした人生が想像できます。
あるいはまた、自分の意見を通すことにこだわり過ぎると、周囲との対立が多くなり、互いに不信感も生まれ、不快な気持ちで過ごすことになります。
このように物や事柄に執着し過ぎることは、決して幸福をもたらさないばかりか、より大切なものを失うことにもなるのです。
幸福になるためには必要に応じて気持ちを切り替え、物事に縛られない自由な心を持つことが必要です。
執着している自分の愚かさに気が付けば、自然に執着の思いは消え、その時々にふさわしい行動に立ち返ることができるものと思います。と言われてます。
12月の標語
他のために役立つ働きをした報酬こそ自分を幸せにする。
解説ではこのように言っております。
人にはそれぞれに程度の差こそあれ「楽をして得をしよう」とする心があるようです。
知らず知らずのうちに、自分の損得を優先して楽な方に物事を決定したり、うまい話につい乗ってしまったりすることは、日常生活においてもありがちな事かもしれません。
しかし、例えば賭け事などは長い目で見ると「結局、特にならない」という話をよく聞きます。
それは、一時的に勝ちが続いて儲かったとしても、そのようなお金は長くは身につかず、そればかりか、贅沢の習慣や常に僥倖を願う怠け心だけが残り、かえって不幸な結果を招いてしまうからです。
このようなことから考えると、やはり人間というものは、それぞれ仕事や生業を通じて人世のために尽くすべきであり、その結果得られた報酬こそが、自分の幸せに役立ってくれるものなのです。
目先の欲にとらわれることなく、自分の働きに徹し、他のために役立つような堂々たる人生を歩んで行きたいものです。と言われてます。
いくつも私の場合、該当する部分が多く、心のリセット、見直すことができました。
何か見つかれば幸いです。
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2018年 1月 05日
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2018年 1月 16日
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