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2019年10月12日の午後10時頃、台風19号の影響で東京旧交電鉄(東急)二子玉川駅近くでは多摩川が氾濫し付近の道路は深さ約40cm冠水しました。
多摩川が氾濫?
どうしてなのでしょうか?
調べてみると以外な事実に直面し驚いております。
スーパー堤防が関わっているかもしれないことになります。
多摩川氾濫場所を理解していただき、災害前と比較しながらご紹介したいと思います。
多摩川氾濫場所
多摩川で発生した氾濫した場所をご紹介します。
今後の災害に対して教訓を活かすよう災害前、災害後を比較し活用していただければと思います。
〒158-0094 東京都世田谷区玉川3丁目1−9
世田谷区二子玉川駅周辺の多摩川氾濫してる所!
遅いからあまり見に行かずにじっとしとこう!! pic.twitter.com/jhmswStY7j— 熊太郎@公式💙 (@kumataro_1229) 2019年10月12日
道路冠水前はこのようであった、二子玉川駅のそばになります。
上空から多摩川はどのようなどうな水系だったのだろう?
上流の川幅は広く、ちょうど川がぎゅっと絞られてような場所でもある印象です。
多摩川はそんなに氾濫するの?
多摩川について歴史も含めて調べてみました。
多摩川とは?
多摩川(たまがわ)は一級河川で山梨県、東京都、神奈川県を流れる河川です。
一級河川(いっきゅうかせん)とは?
河川法に定められた日本の水系の区分により、国土交通大臣が国土保全上または国民経済上特に重要として指定した水系。
「河川法第四条第一項の水系を指定する政令」に基づき、全国で109水系が指定されている。
多摩川は東京都と神奈川県の県境にもなっており、上流から下流の東京湾まで全長は138Km。
ここで調べてみると、不思議な言葉があります。
多摩川は一級河川でもあり堤防はあるものの、「護岸化されていない部分が多い」という内容でした。
護岸化(ごがんか)とは?
川岸・海岸の堤防などを補強して、洪水や高潮などの水害から守ること。
河岸,海岸の,水ぎわの浸食防止のために造られる工作物。
法覆工 (のりふくこう) ,法止工,根固め工の3部分から構成される。
堤防補強されていない部分が多いという言葉、多摩川は東京圏にありながら何とも言えない心境になります。
多摩川はがっちりと護岸化済みの河川だとばっかり思っていました。
ニュースによれば、「多摩川が氾濫して冠水」という言葉で伝えていました。
護岸化とはもしかしたら関係ないかも?「氾濫」だから?
氾濫(はんらん)とは?
(河川の水などが)みなぎりあふれ出ること。洪水になること。
大雨で川の水位が上がって、堤防の高さを越えたり、堤防が壊れて、水があふれる現象です。
川の水などが増して勢いよくあふれ出ること。洪水になること。
どうやら護岸化とは関係なかったようです。
多摩川の水位が問題だった。
上空画像からズームしてゆくとこれだけ高低差あるのに水の恐ろしさを感じます。
今後の対策と考えると、堤防を高くすることでしょうか。
堤防(ていぼう)とは?
堤防とは、人家のある地域に河川や海の水が浸入しないように、河岸や海岸、運河に沿って土砂を盛り上げた治水構造物のことである。
一部は、土手とも呼ばれる
この先、「最大限の、、、」という言葉よく聞きます、ますます台風も巨大化?勢力を保ち日本へ上陸という考えになると思います。
河川氾濫に下水の逆流とか、水に関しては日本は弱いのかもと最近感じます。
このような氾濫、過去にもあったのでしょうか?
多摩川の氾濫歴
多摩川の水害は一度ではなく度々(江戸時代~明治時代~大正時代~昭和時代)にかけ水害が起きており、最近では1974年(昭和49年)8月31日~9月2日にかけ接近した台風16号の影響で多摩川の堤防が決壊し19戸の民家が流されました。(死亡者なし)
当時台風の勢力
中心気圧960ミリバール、中心付近の最大風速40メートル
現在のヘクトパスカルに換算すると960hpaでした。
2019年10月12日の台風19号の勢力と比較してみます。
多摩川氾濫 | 中心気圧(hpa) | 最大風速(m/s) |
1974年9月1日 台風16号 | 960 | 40 |
2019年10月12日 台風19号 19時45分ごろ | 955 | 40 |
2019年10月12日 台風19号 20時45分ごろ | 960 | 40 |
午後の時点での勢力比較です、似てます。
午前10時頃、氾濫まで引き起こす雨量は予想外だったのでしょう。
昭和49年の台風被害以降、1999年(平成11年)に豪雨により川崎市で床上・床下浸水はありましたが、大きな氾濫記録は残っておりません。
非常に気になったことがあります。
1989年(平成元年) 高規格堤防(スーパー堤防)事業開始されたことです。
完成されていればよかったかもしれませが、この言葉気になります。
スーパー堤防
残りの1・8キロでは、堤防そのものがない。
世田谷区の一部などが、これに含まれている。
上記、Googleマップ及びtwitterでご紹介した氾濫箇所は「世田谷」です。
どうなんでしょうか。
気になるこの言葉のサイト貼り付けておきます、↓詳細が書かれてます。↓
「多摩川堤防27キロ整備されず…高さも幅も不足」(読売新聞)
SNSでも調べてみると。
SNSの声
ツイッター投稿内容を掲げます。
どうも二子玉川のこのあたりから多摩川氾濫しているようです。もともと堤防が無いで昔から危ないと言われてました。 #多摩川氾濫 #二子玉川 #世田谷区 #台風19号 pic.twitter.com/7foxEAmc8w
— Yoshimasa Mine (@Yoshimasa_Mine) 2019年10月12日
また、別のコメントです。
現在マンションが並ぶ二子玉川の一角を古地図で見てみると料亭街が広がっています。
氾濫の多かった多摩川沿いに堤防を作る計画(川沿いの赤の線)が持ち上がりましたが景観を売りにする店からは反対の声も多く挙がりました。
結果、堤防は川から離れた現在の位置に(緑の線)造られる事になりました。 pic.twitter.com/gEAEmdweBp— 山田アムロ透👶(8歳) (@YamadaFamily888) 2019年10月12日
堤防をめぐり賛成派、反対派がありこのような冠水被害となったのでしょうか。
おわりに
人災?なのでしょうか、それとも災害?判断できません。
ただ自然豊かな河川が牙をむいたようです、繰り返さない方向を願っております。
自然に溢れている多摩川、復興を願っております。
台風関係
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