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先日のNHKテレビ放送で、「骨 驚きのパワーとケア術」が放送されました。
数年前には、太陽光からの紫外線は危険といわれていたことが、実は太陽光からの紫外線をとることは実は必要だったことが放送されていました。
驚きの発言でしたので、びっくりしましたが、適度な紫外線を浴びることは、人間は必要だったのです。
それが「ビタミンD不足」、現代人は紫外線に当たらなくなったことや日焼け止めクリームを塗ることで、おこっているのです。
国立環境研究所の地球環境研究センターでも、必要な日光浴時間を推奨しています。
この「ビタミンD」について調べてみました。
ビタミンD
ビタミンD不足で骨粗しょう症
【ビタミンD不足で骨粗しょう症になるリスク】
40代:30人に1人。
50代:約40%。
ビタミンDは、紫外線をあびると体内で作られますが、日焼け止め対策が当たり前になっている今日、ビタミンD不足=骨粗しょう症となる問題が課題となっているようです。
最新の研究では、骨が弱ると全身に悪影響を及ぼすことも分かってきました。
【骨が弱り悪影響を及ぼすもの】
1、老化の加速。
2、糖尿病。
3、動脈硬化。
4、認知機能の低下。
【骨粗しょう症になりやすい人】
1、加齢
45歳以降は骨量が減少してきます。
2、閉経後の女性
女性ホルモン「エストロゲン」の減少に伴い、骨量が大幅に減少します。
3、栄養不足
カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどの不足で骨が形成できないためです。
4、運動不足
骨へある程度の負荷が骨を強くします。
5、喫煙・飲酒
腸管でのカルシウムの吸収を阻害します。
6、日光に当たっていない人
日光に当たらないとビタミンDの活性化が為されず骨が作れません。
7、ステロイドを長期内服している方
一定以上の用量や期間、ステロイド内服薬を使用し続けている方は注意が必要です。
女性のビタミンD(欠乏)年代別
20代:約80%
30代:約75%
40代:約70%
50代:約55%
60代:約50%
70代:約45%
引用元:近畿大学医学部 伊木雅之教授 JPOS研究様より
ビタミンDのはたらき
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、さらに、骨に吸着する働きもする。
ビタミンDがないと、カルシウムをどんなに摂取しても骨になることはできないものなのです。
ビタミンD不足にならないためには
1、日光浴
2、食事・サプリメントで摂る
1の日光浴は2017年12月1日に、「地球環境研究センターのニュース」で、ビタミンD生成・紅斑紫外線照射時間(気候値)を公開しております。
国内10ヶ所の観測局の情報を掲載しているのです。
この10箇所から自分の住まいに近い場所をクリックすれば正午ごろの照射時間「月の上旬・中旬・下旬」が記載されているので、どのくらい日光浴すればよいのか目安となります。
肌の露出面積が600 ㎝2、1200 ㎝2の場合に「10 μg のビタミンDを生成するのに必要な紫外線照射時間」を意味する。
(肌の露出面積:半そで:600cm2、長そで:1200cm2)
日光浴時間(エリア目安)
札幌エリア
03月下旬:長そで(30分)。
08月上旬:半そで(05分)。
10月上旬:長そで(20分)。
12月中旬:長そで(300分=5時間)。
茨城エリア
03月下旬:長そで(15分)。
08月上旬:半そで(05分)。
10月上旬:長そで(20分)。
12月中旬:長そで(65分)。
横浜エリア
03月下旬:長そで(20分)。
08月上旬:半そで(05分)。
10月上旬:長そで(20分)。
12月中旬:長そで(45分)。
名古屋エリア
03月下旬:長そで(25分)。
08月上旬:半そで(06分)。
10月上旬:長そで(20分)。
12月中旬:長そで(60分)。
宮崎エリア
03月下旬:長そで(15分)。
08月上旬:半そで(04分)。
10月上旬:長そで(15分)。
12月中旬:長そで(30分)。
沖縄エリア
03月下旬:長そで(15分)。
08月上旬:半そで(04分)。
10月上旬:長そで(15分)。
12月中旬:長そで(30分)。
日光浴(ビタミンD生成)で骨粗しょう症も予防できるなんて0円で健康体が作れるとは驚きです。
食事・サプリメントで摂る
地域により、冬場は積極的に紫外線を浴びても、必要なビタミンDを作り出すことは難しいといわれてます。
食事やサプリメントで積極的にビタミンDを補給することが大切。
【食事】
さけ:1/2切れ。
いわし:1尾。
さんま:1尾。
きくらげ(乾燥):20g。
【サプリメント】
「600~800IU」推奨されているビタミンDの1日の摂取量です。
サプリメントに含まれている成分はcalcium carbonateとcalcium citrateである場合が多く、どちらを飲んで頂いても結構なようです。
おわりに
適度な日光浴をしましょう。
顔だけは避けたい方も、手のひらが有効といわれてます。
ビタミンD欠乏が多い世の中、少しでも日光浴で改善できるなら、浴びる時間を決めてビタミンD補給しましょう。
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2018年 1月 30日
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