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35℃以上の日々が続く中、スポーツされている方もいると存じますが、運動時や運動後のミネラルウォーター（水）はよく飲用されていはずです、つい冷たい自動販売機で購入してしまいがちですが、ペットボトルをふと見れば「軟水（なんすい）」「硬水（こうすい）」と表記されています。
あまり気にかけていなかった軟水や硬水の水はスポーツ中、スポーツ後の水はどちらがふさわしいのでしょうか？
気になりましたので調べてみました。
運動後の水の選び
日本の生活水は80％が軟水です。（東京都の水道局）
では軟水？という言葉はどのようにして設定されているのでしょうか？
水の中に含まれている硬度（こうど）に注目してみます。
硬度とは、水に含まれているミネラル、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、水1000ml（1ℓ）に含まれる合計を示しており数値化したものです。
WHO基準（ミネラル・カルシウム・マグネシウム）合わせた数値
60mg/ℓ以下：軟水
60～120mg/ℓ：中程度の硬水
120～180ｍg/ℓ：硬水
180mg/ℓ以上：非常な硬水
一般的な基準（ミネラル・カルシウム・マグネシウム）合わせた数値
100mg/ℓ以下：軟水
301mg/ℓ以上：硬水
101～300mg/ℓ：中硬水
特徴や違い？（軟水・硬水）
軟水
さっぱりして口当たりがやわらかい。
ミネラルやカルシウム、マグネシウムが少ないのが軟水と設定されていますから、硬水に比べ胃や腸に負担がかからない。
料理や炊飯、紅茶なども香りや味が味わえ適しています。
軟水は食材の吸収率も高く、胃腸にもよくメリットといえます。
硬水
しっかりとしたのみ応えとのどごし。
硬水はヨーロッパ地域が多く、料理で利用される場合は硬水を軟水にさせる軟水器を設置してまでも調理をしているといわれてます。
料理に硬水は向いていないようですが、コーヒーは硬水がよいともいわれてます。
硬水は飲みなれていない方は、胃や腸に負担をかけやすいこともあるそうです。
硬水のメリットは、運動後のミネラル、マグネシウム、カルシウム補給に適しているといわれてます。
但し、慣れていない人が多量に飲むと胃腸に負担がかかる場合があり、注意が必要です。
スポーツの後の水は硬水
軟水に比べ硬水を飲むことで、カルシウム、マグネシウム、ミネラルを多く摂取することができます。
多く摂取（栄養素が多く含まれて）できますから、足のつり（足がつったり）、筋肉のけいれんなど運動トラブルを予防できることになるようです。
硬水に慣れていない場合は、少しずつ飲むのもおすすめです。
運動後の栄養補給だけでなく、硬水はダイエットにも効果的だと注目を集めました。
硬水は、空腹感えお抑えられること、体の循環を促進し、老廃物排泄と軟水に比べミネラルを多く含み効果的だそうです。
マグネシウム：体内酵素を活性化させる、排泄物をやわらかくする、血流を安定させる。
カルシウム：細胞に水分を行き渡らせ活性化させる、イライラを鎮めます。
硬水を飲む注意点は、やはり慣れていない方が飲用すると胃腸に負担がかかることが言われてます。
こまめに分けて飲む、運動途中は軟水にして運動後に硬水で栄養補給がよいとされてます。
マグネシウムは下剤に使われていることもあるようなので硬水の硬度が高いときは気をつけてください。
ミネラルウォータの硬度（市販品：一般的基準）
| 軟水（100mg/ℓ以下） | 六甲のおいしい水 硬度：約40mg/ℓ 水源：日本 |
泉源は兵庫県神戸市灘区篠原南町6-1-25で、六甲山系の花崗岩層をくぐり抜けた水です。
| 軟水（100mg/ℓ以下） | クリスタルガイザー 硬度：約38mg/ℓ 水源：アメリカ |
水源はアメリカ合衆国カリフォルニア州、シャスタ山、ホイットニー山、硬度38mg/ℓの数値はガロン(3.78ℓ分)除く。
クリスタルガイザー 500ml×24本 [並行輸入品]
| 軟水（100mg/ℓ以下） | いろはす 硬度：約27.7～40.3mg/ℓ 水源：日本 |
硬度：北海道31.8、岩手県31、富山県27.7、山梨県36.1、鳥取県40.3、宮崎県32.3と6つの水源で採水されています。
ボトルの潰しやすさが有名です。
コカ・コーラ い・ろ・は・す 天然水 ペットボトル 555ml×24本
| 軟水（100mg/ℓ以下） | ボルヴィック 硬度：約60mg/ℓ 水源：フランス |
水源地は約4,000ヘクタールに及ぶオーヴェルニュの国立公園の中で厳重な保護がなされているところ。
キリンビバレッジ Volvic(ボルヴィック) 500ml×24本 [正規輸入品]
| 硬水（100～300mg/ℓ以下） | エビアン 硬度：約304mg/ℓ 水源：フランス |
フランスのエビアン近郊、カシャ水源で採取されてます。
evian(エビアン) 500mlペットボトル×24本入
| 硬水（100～300mg/ℓ以下） | ヴィッテル 硬度：約315mg/ℓ 水源：フランス |
水源はフランスのヴィッテル村、ロンドンマラソンの公式飲料、ツール・ド・フランスの公式飲料となっています。
水分補給が欠かせないこの季節。シーンに合わせたお水選びで、楽しく夏を乗り切りませんか？
日本でも手に入れやすい3大フランスウォーターである「ヴィッテル」、「コントレックス」、「ペリエ」について、おすすめのシーンと共にご紹介します… https://t.co/xwyQI5q1L6 pic.twitter.com/rN9wI4Ono1— パリマグ編集部 (@parismag_jp) 2017年7月4日
Vittel
| 硬水（100～300mg/ℓ以下） | コントレックス 硬度：1468mg/ℓ 水源：フランス |
フランスのヴォージュ県コントレクセヴィルで採れる湧き水です。
ただし、製品表示では「乳幼児の飲用はお控えください」と注意表記がなされています。
コントレックス 500ml 【24本セット 】 [並行輸入品]
軟水と硬水の使い分け
だんだんとイメージがつかめたと思います、結局どちらがよいのか。
・料理（出汁・野菜を煮る・炊飯）では軟水（素材を引き出す）
・スキンケアは軟水（ミネラルは肌や髪に刺激を与えてしまうため）
・日本茶（緑茶）も軟水
・スポーツ後は硬水（栄養補給）
・コーヒー、ミルクティー、ウーロン茶は硬水
・肉を煮るも硬水
・ダイエット硬水
使い分けできないかもしれませんが、今のところの情報ではこのような使い方が一番だと思います。
水以外の水分補給
水以外の飲み物（カルシウム、マグネシウム、ミネラル）以外には何が入っているのでしょうか。
・カフェイン
緑茶・紅茶・コーヒーにはカフェインが含まれ利尿作用があり水分補給しても失われといいます。
これだとスポーツ運動中や運動後には効果ができないはずです。
・糖分
スポーツドリンク（スポーツ飲料）・炭酸飲料・ジュースは糖分が含まれており水分の吸収しづらい効果があるようです。
糖分を多く含むので、急性糖尿病（ペットボトル症候群）のトリガー、引き起こす可能性があります。
・アルコール
スポーツした後のアルコールも利尿作用があるので控えたい。
ビールは補給した以上の水分を体外へ排出するといわれ脱水症を引き起こす可能性があります。
・塩分
汗をかいた後は体内からナトリウムが失われていますので、体内の濃度が下がってきます。
塩分濃度を維持させるため、塩飴や塩昆布、梅干しなど高温下で多量の発汗があった場合は補給したほうがよいと言われてます。
おわりに
スポーツ後の水は軟水と硬水どちらがよいのか？
硬水だったと理解でき、すっきりです。
ただ硬水だと産地が海外ものだったのも理解、硬水どうしましょうとという結論です。
山歩き（ハイキング）に自宅で水道水で冷やした軟水、コンビニで冷凍された水ペットボトルを購入し、週一トレーニング（修行）していますが、そこで飲む水はこれでよいのか？という疑問から湧いた記事作りでした。
軟水でも栄養元が少ないことも理解できたので、これから工夫しながら軟水と付き合っていこうとした次第です。
参考になれば幸いです。
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