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リチウムイオン電池の処分方法を誤り、ゴミ処理施設で出火したケースやごみ収集車(パッカー車・塵芥車)の後部にあるプレス部分、リチウムイオン電池が圧縮され発火するケースが報告されています。
スマートフォンの充電に活躍するリチウムイオン電池ですが、捨て方を間違えると処理施設や収集車が火災になり人の命さえ奪う可能性も考えられます。
もはや生活に欠かせない電池ですが、生みの親でもある吉野彰大学院理工学研究科教授、2019年にノーベル化学賞受賞、日本だけでなく世界までもリチウムイオン電池を開発したことが認められた証です。
処分方法さえ理解しておけば防げるのでご紹介します。
リチウムイオン電池現状
ゴミ処理施設では粗大ごみを粉砕処理しておりその衝撃の際に煙や炎が立ち上がる。
原因はリチウムイオン電池だと報告されてます。
発火した件数グラフです。
(引用元:日本容器包装リサイクル協会)
令和元年度12月までは230件と昨年の2倍近くまで増えていることがわかります。
分別に協力が必要!と証明しています。
一度出火すると、消えにくいプラスチックがカバーされているため消火には時間がかかります。
電池の用途
どんなものに使用されているのか、身近なものもあり注意したい。
小型充電式電池はリチウムイオン電池の他に、「二カド電池」「ニッケル水素電池」が含まれてます。
発火の恐れがある「小型充電式電池」使用機器一覧です。
・モバイルバッテリー
・コードレス掃除機
・携帯電話 スマートフォン
・電子たばこ
・電動歯ブラシ
・充電式シェーバー
・電動アシスト時電車のバッテリー
・携帯ゲーム機
・ポータブルCD MDプレーヤー
・ノートパソコン
・充電機付きマッサージ器
・デジタルカメラ ビデオカメラ
・ポータブルカーナビゲーション
・ヘッドホン
・コードレステレホン
・トランシーバー
・誘導灯
・非常灯
・家庭用煙感知器
・防犯灯
・ポータブル電源
・電動工具
・リチウム乾電池
掲げた機器は、小型充電式電池を利用されているため可燃ごみや不燃ごみとして出すことはできません。
処分するには?
JBRC「排出協力店」に持ち込む必要があります。
持ち込む場合は、端子部分を絶縁しショート、発火を防ぐよう呼びかけております。
『協力店・協力自治体』はこちらをクリックすると全国、検索できます。
ただし、検索できる時間帯が決められております。
『利用可能 7:00~翌0:50』
その他にも市町村で対応している場合がああります。
目印となる処分箱 リサイクルボックス
家電量販店にある場合が多いので、買い物ついでに確認しておくと安心できるはず。
解体した電池、破損電池、膨張した電池、水濡れした電池は対象外です。
再利用の金属
分別できた電池は金属を再利用しております。
・二カド電池:ニッケル 鉄 カドミウム
・ニッケル水素電池:ニッケル 鉄
・リチウムイオン電池:コバルト 鉄 アルミ 銅
充電式の電池はリサイクルできる貴重な資源です。
おわりに
リチウムイオン電池の処分方法は、JBRC「排出協力店」に持ち込む、または各市町村でもリサイクルボックスがあるのか確認し分別に協力したい。
身近な部分でも出火する恐れもあるので例をあげておきます。
1、ズボン後ろにスマホを入れお尻から転倒、スマホ衝撃で出火となる。
2、犬やペットが充電器などかじり衝撃で出火。
3、胸ポットにスマホを入れ、前かがみになり落下した衝撃で出火。
取り扱う以上危険と隣合わせかもしれません、衝撃をあたえないことが重要です。
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